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シーリングの種類を徹底解説!
2023年05月19日(金)
シーリング材の種類ついてお話しさせていただきます!
福島市・二本松市・伊達市・伊達郡の皆様、こんにちは!
外壁塗装・屋根塗装専門店プロタイムズ福島店(郡山塗装)です。
ところで皆様は「シーリング材」という言葉を耳にしたことはありますか?
シーリング材にはいろいろな種類があるんです!
では早速、使い分け方も併せてお話していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
1.シーリング材とは?
早速、シーリング材の種類についてご説明していきたいと思いますがその前に!!!
『シーリング材』という単語を知っているだけで、詳しくはどういったものなのかは分からないという方もいらっしゃると思います。
簡単に説明すると、外壁のつなぎ目や開口部廻りなどに設置される防水・気密材です。
外部からの雨水や湿気の侵入を防ぎ、建物を保護する役割を果たします。
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2.重要性と役割
まずは、シーリングの重要性と役割について解説していきます!
①建物の保護
外壁は日射や気温変化、風や雨水などの外部からの力に直接さらされるため、耐久性が求められます。
先程も述べた通り、シーリング材は外部からの雨水や湿気の浸入などを防ぐ役割を果たします。
例えば、外壁に雨水や湿気が外壁に侵入してしまうと劣化が進行する為、その侵入を防ぐ役割を持つシーリング材は建物や構造物の保護にも貢献しています。
また、シーリング材は柔軟性を持ち、建物の動きや振動に追従して変形します。
これにより、地震などによる外壁のクラックや損傷を最低限に防ぎ、建物の寿命を延ばす役割を果たします。
②美観の向上
次に、美観の向上です。
シーリング材は、建物の外観においても重要な役割を果たします。
適切な色や仕上げの外壁シーリング材を選択することで、外壁のつなぎ目や開口部廻りを美しく仕上げることができます。これにより、建物全体の美観を向上させることができます。
外壁は建物を守る最前線に位置するものです。その外壁の保護や美観を向上させているシーリング材は、とても重要な役割を担っています。
3.種類と特徴・用途
それでは次に、本題のシーリングの種類などについてご説明していきます。
①ウレタン系シーリング材
耐久性が非常に高いのがひとつの特徴です。
また、多くの建材と優れた接着性を持っています。さまざまな素材や表面と確実に接着し、密閉性を高めます。
例えば、外壁のひび割れや目地の補修によく使用されるシーリング材です。
しかし、長期間の太陽光や気候の影響を受けると劣化しやすい場合があります。特に屋外の環境で使用する場合は、塗装での保護が必要となります。
【主な用途】
ALC・窯業系サイディングの目地(つなぎ目)
開口部廻り
コンクリートのひび割れ補修等
②シリコン系シーリング材
耐候性・耐水性・耐熱性に優れていて、比較的価格が安いことからコストパフォーマンスが良いシーリング材です。
しかし、充填するとシリコンオイルが出るため、周辺が汚れやすく上から塗装できません。
専用のプライマーという接着剤を使用すれば塗装可能なケースもありますが、基本的に外壁には使用しないシーリング材となります。
よくホームセンターなどで購入して、ご自身で家のひび割れ等を直す方がいらっしゃいますがあまりおすすめはできません。
【主な用途】
ガラスまわり目地
屋根瓦の補修
内装(浴室・浴槽・洗面台・キッチンまわり等)
▼シリコン系シーリング材のブログはこちらから
③アクリル系シーリング材
水性タイプで作業性に優れているのが特徴です。
硬化すると、外力が加わっても元通りに戻る弾性体となり、湿った場所にも使用することが可能です。
例えば、新築時のALCのパネル目地などに使用されますが、耐久性があまりなく、肉やせしてしまうといったデメリットがあります。上から塗装することが可能ですが、メンテナンス性を考慮するとリフォームではほとんど使われないシーリング材です。
シリコン系シーリング材と似たような性質を持ちます。
【主な用途】
ALCのパネル目地(つなぎ目)
新築時・クロスの下地処理等
④変成シリコン系シーリング材
ウレタン樹脂を原料としたもので、硬化は空気中の水分と触媒により進行します。
硬化後は優れた弾力性を保ち、衝撃や振動に強く被着体同士の膨張・収縮の応力を吸収し、耐候性・塗装性に優れているのが特徴です。
さまざまな用途に使用でき、上から塗装も可能です。例えば、建築物などに特に多く用いられるシーリング材です。
【主な用途】
窯業系サイディング・コンクリート・ALC・タイルなどの目地(つなぎ目)
開口部廻り
躯体・板金加工など
⑤1液性と2液性のシーリング材
【1液性】
コーキングガンを使用するタイプが多く、そのまますぐに使えるのが特徴です。
部分的な補修や、施工箇所が少ないときに使用されます。
【2液性】
主剤と硬化剤が分かれているタイプです。
主剤と硬化剤を専用の撹拌機でしっかりと混ぜ合わせる必要があります。
2液性は、混ぜ合わせる料などの専門的な知識や技術がないと硬化不良を起こす可能性があります。
シーリング材の扱いに慣れた専門の業者に依頼してください。
以上5種類をご紹介させていただきました。
しかし、いろいろ種類があるとどのシーリングを使ったらいいのか分からなくなりますよね。
▼そんな方はこちらのブログをご覧ください。
4.施工方法
次に、シーリング材の施工方法について解説していきます!
①シーリングの増し打ち
まずは、シーリングの増し打ちです。
開口部廻りのシーリングは、既存のシーリングの上から、新しいシーリングを増打ち施工します。
建物の状況によっては、打替え施工の場合もあります。
Before After
↑外壁からの漏水の多くは開口部からの浸水になるため、注意が必要です。
②シーリングの打ち替え
次に、シーリングの打ち替えです。
目地シーリングは、劣化している既存のシーリングを取り除き、新しいシーリングを打替え施工し、新築時と同じ状態に戻してあげます。
Before After
↑目地の裏には柱などの構造体があり、雨水が浸入すると柱などを腐食させる危険性があります。
また、内壁の断熱材に雨水が入ってしまうとカビの発生につながります。
~費用について~
シーリング工事は、全面行うと20万円~の費用が必要になってきます。
窯業系サイディング・ALCなどの建材の塗装を行う際に、シーリングの施工は欠かすことが出来ないとても重要な工程になります。
しかし、業者によってはシーリングの施工をしない業者もあるので見積りを取る際には注意が必要です。
③外壁ひび割れの補修
次に、外壁のひび割れ補修です。
ひび割れの上からシーリング材を充填することで、雨水などの侵入を防ぐことができます。
ひび割れは放置すると、外壁材の劣化に繋がりますので早めの補修が必要です。
④瓦のひび割れ補修
次に、瓦のひび割れ補修です。
こちらも外壁のひび割れ同様、瓦のひび割れも上からシーリング材を充填することで、雨水などの侵入を防ぐことができます。
屋根のひび割れは放置すると、雨漏りの原因に繋がりますので早めの補修が必要です。
5.まとめ
さて今回は、シーリング材の種類・用途について解説させていただきました。
シーリング材はお家を守るうえで、とても重要な役割を担っています。
まずは、工事で失敗しないためにも、適切な業者選びが重要になります。
塗り替えをお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ブログ執筆者
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