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スタッフブログ
屋根の錆は放置厳禁!
2025年08月25日(月)
福島市・二本松市・伊達市・伊達郡の皆様、こんにちは!
外壁塗装・屋根塗装専門店プロタイムズ福島店(郡山塗装)です。
今回のブログを執筆させていただく外装劣化診断士の 梅宮 です!
屋根の「錆(さび)」とは?まずは基本を知ろう
「屋根の錆」とは、金属屋根や金属部材(トタン・ガルバリウム鋼板・板金笠木・雪止め金具など)で起きる腐食現象のことです。
専門的には「金属の腐食(酸化反応の一種)」と呼ばれ、水分や酸素、塩分などが関与する電気化学的な反応によって進行します。
鉄の場合は、
・赤錆(あかさび):脆く進行しやすい錆
・黒錆(くろさび):酸化皮膜として表面を覆い、進行を抑える性質を持つ
という種類があります。
一方、ガルバリウム鋼板は「めっき層(アルミ・亜鉛合金)」が犠牲防食として働き、錆の進行を抑える仕組みを持っていますが、切断面や傷からは錆が発生することがあります。
錆が発生する主な原因
塗膜の劣化・傷
紫外線や熱、風雨で塗膜が薄くなったり、飛来物で傷がつくと、金属がむき出しになり錆が始まります。棟板金やビス周りは特に要注意です。
もらい錆(もらいさび)
近くの金属から流れた錆水が屋根表面に付着して広がる現象です。アンテナ金具やエアコン配管固定金具など、付帯金物が原因になることがあります。
環境要因(塩害・雪・酸性雨)
海が近い地域では塩分を含む風で錆びやすく、寒冷地では融雪剤や凍結融解で塗膜が傷みます。工業地帯や交通量の多い地域では酸性雨の影響も受けやすくなります。
異種金属接触腐食(電蝕)
銅と鉄、ステンレスとアルミなど異なる金属が接して雨水が介在すると、電位差で一方が腐食しやすくなる現象です。雪止め金具の材質違いが原因になることもあります。
錆を放置するリスク
錆は表面だけでなく内部へ進行します。進行すると、穴あき・雨漏り・下地の腐朽・断熱材の濡れ・室内カビの発生など、被害が連鎖します。穴あき後は「塗装」での延命が難しく、部分張り替えやカバー工法といった高額工事に発展する場合があります。
自分でできる簡易チェック(安全第一)
・地上やベランダから屋根面を見上げ、色ムラや赤茶・黒ずみがないか確認する。
・雨樋に赤茶色の粉(錆粉)が溜まっていないか。
・棟板金の継ぎ目やビス周りに黒い輪染み、浮き、ガタつきがないか。
・強風・雹(ひょう)・大雪の後は、アンテナ基部や雪止め周辺を重点的に。
※屋根へ上るのは大変危険です。足場や安全帯のない状況での昇降は絶対に避け、確認は専門業者に依頼してください。
錆補修と屋根塗装の基本手順
1. 高圧洗浄(こうあつせんじょう)
汚れ・チョーキング(粉化)・苔を洗い流し、塗料の密着を高めます。洗浄後は十分な乾燥時間を確保します。
2. ケレン・目荒らし
ケレンとは、サンドペーパーやディスクで錆や古い塗膜を除去し、微細な傷をつけて付着力を上げる下地調整作業です。進行した赤錆は「素地が出る」までしっかり除去します。
3. さび止め(防錆)下塗り
エポキシ系などの防錆プライマーを塗布し、再錆を抑制します。ビス頭や継ぎ目は先行してタッチアップ(部分塗り)すると効果的です。
4. 中塗り・上塗り
屋根用の耐候性塗料で規定の塗布量・乾燥時間を守って2回塗り。遮熱(しゃねつ)機能付き塗料を選ぶと、夏の室温上昇や光熱費の抑制も期待できます。
5. 付帯部の同時補修
棟板金の釘・ビスの打ち替え、シーリングの打ち直し、雪止め・アンテナ金具のサビ処理などを同時に行うと、再発リスクを抑えられます。
塗料選びのポイント(初心者向け)
・さび止めは「2液型エポキシ」など密着と防錆に優れたタイプが一般的。
・上塗りは「シリコン」「フッ素」「無機」など。耐久性は概ね 無機 > フッ素 > シリコン の順ですが、費用とのバランスが大切です。
・金属屋根には「屋根専用」や「遮熱」表記のある製品を選ぶと失敗が少なくなります。
工期・費用の目安
一般的な戸建て(足場あり・2~3人班)の場合、工期は通常数日~1週間前後が目安です。
ただし規模や天候、足場の有無によっては2週間程度かかる場合もあります。
費用は屋根の面積・劣化度・使用塗料・付帯補修の有無で大きく変わりますが、
・軽微な錆で塗装中心:30万円台~
・錆が進行し部分張り替え併用:50~100万円前後
・広範囲に穴あき・下地不良でカバー工法:100万円以上
といった幅になることが多いです。
業者選びのチェックポイント
・現地調査で「写真付きの劣化診断書」を出してくれるか。
・ケレンの等級や下地調整の範囲、塗布量・回数・乾燥時間など、施工仕様が明記されているか。
・足場、安全対策、近隣配慮、保証内容(年数・範囲)が具体的か。
・屋根材や地域環境(塩害・積雪)に合わせた提案になっているか。
錆を防ぐ日常メンテナンス
・2~3年ごとの定期点検(台風・大雪後は臨時点検)。
・雨樋清掃で錆粉や落ち葉をためない。
・アンテナ・太陽光・雪止めなどの後付け金物は材質と取付方法を要確認。
・小さな傷やビス頭の露出は早めに補修。
よくある質問(FAQ)
Q. ガルバリウム鋼板でも錆びますか?
A. 従来のトタンより耐食性は高いものの、切断面・傷・ビス周りなどから錆が出ることはあります。めっき層の犠牲防食が働きますが、塗膜が健全なうちのメンテナンスが効果的です。
Q. DIYで直せますか?
A. 小面積の表面錆なら市販のさび止めで一時的に抑えられる場合があります。ただし屋根上作業は転落リスクが高く、下地調整の不十分さから再発しやすい傾向があります。DIYは表面処理程度にとどまり、実質的な解決になりにくいので、安全のため専門業者へご相談ください。
Q. 遮熱塗料は錆対策にも有効?
A. 遮熱塗料は温度上昇を抑える効果があり、熱劣化を軽減して塗膜の寿命を助けます。ただし錆の発生自体は下地処理と防錆下塗りが肝心で、遮熱は「プラスの機能」と考えるのが良いでしょう。
まとめ:錆は「早期発見・正しい下地処理・適切な塗装」が鍵
屋根の錆は放置すると確実に進行します。色あせや点サビを見つけた段階で手を打てば、塗装で長く持たせることが可能です。当社では写真付き診断と、素材・環境・ご予算に合わせた最適な施工仕様をご提案します。まずは無料点検で現在の状態を把握しましょう。
※ご紹介した流れや工期、作業内容は、屋根材やご自宅の状況、天候、施工会社によって異なる場合があります。
ブログ執筆者
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