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【福島市】屋根に欠かせない瓦の種類・特徴とメンテナンス方法(加藤)
2023年10月31日(火)
福島市・二本松市・伊達市・伊達郡の皆様、こんにちは!
外壁塗装・屋根塗装専門店プロタイムズ福島店(郡山塗装)です。
今回のブログを執筆させていただく お客様サポート係・カラーアドバイザーの 加藤 です!
今回は【屋根に欠かせない瓦の種類・特徴とメンテナンス方法】ということで
古くから屋根材として用いられている瓦について
どのような種類があるのかからメンテナンス方法まで、ご紹介していければと思います!!
目次
1:瓦屋根の種類・特徴
1-1 素材
1-2 形状
2:瓦のメンテナンス方法
2-1 葺き替え
2-2 塗装
3:まとめ
瓦屋根の種類・特徴
瓦には素材、製法、形状により様々な名称のものがあります。
【素材】
〇粘土系
・陶器瓦
耐久年数:50~60年
焼く前に釉薬を塗り、色を付ける
→色つやが変わり様々な風合いが出せる、変色しにくい、撥水性あり、種類が豊富
・いぶし瓦
耐久年数:30~60年
焼き上げた後、窯の中でいぶすことにより、表面に炭素膜を形成する
→灰色や銀色のような色になり、色むらもあることから建物に味がでる
・素焼き瓦
耐久年数:40~50年
粘土に手を加えず、そのまま焼成した瓦
→土ならではのやわらかい色味が特徴、使用する粘土により色合いが変化
〇セメント系
・セメント瓦
材料:セメント
耐久年数:20~30年
特徴:小口が平ら
・モニエル瓦(乾式コンクリート瓦、乾式洋瓦)
材料:セメント+砂利
耐久年数:20~30年
特徴:小口が凸凹、「スラリー層」というコンクリートを保護する層がある
・樹脂セメント瓦(樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦、樹脂繊維セメント瓦)
材料:セメント+樹脂
耐久年数:新しい瓦のため不明、メーカー予想は30年
特徴:新しいタイプのセメント系瓦、ケイミュー株式会社の「ルーガ」、軽いため耐震性が高い、割れにくく丈夫
【形状】
〇J型(和瓦、日本瓦)
J型の”J”は”Japanese”を意味しています。和瓦や日本瓦とも呼ばれています。
緩やかに波打った形状をしていて、通気性や断熱性に優れているため、
湿気が高く寒暖差の大きい日本では、古くから重宝されている形の瓦になります。
〇F型(平板瓦)
F型の”F”は”Flat”を意味していて、その名の通り平らな瓦です。平板瓦(へいばんがわら)とも呼ばれます。
シンプルな形のため、和風住宅だけでなく洋風住宅にも使われています。
また、屋根が全体的にデコボコしないため、太陽光パネルを乗せることができます。
〇S型(洋風瓦、スパニッシュ瓦)
S型の”S”は”Spanish”のSを意味しています。洋風な住宅に多く用いられているため、洋風瓦とも呼ばれています。
大きく波打っているのが特徴的で、赤やオレンジっぽい色をはじめとした温かい色味のものがメジャーです。
その形状から、J型と同じく通気性や断熱性に優れています。
瓦のメンテナンス方法
〇葺き替え
雨漏りがある、地震などで瓦が所々ずれてしまった、全体的にコケやカビが生えている等の被害がある場合には
葺き替え工事を行いましょう。
葺き替えとは既存の屋根材をすべて新しいものに変えるという工法です。
大規模な工事のため費用がかかり、工期も長くなってしまうことがデメリットですが、
屋根が新築同様一新するため、劣化や不具合を完全に直すことができます。
それに伴い、次のメンテナンスまでの期間が長くなることから、結果的に費用を節約することができます。
〇塗装
瓦は塗装できないのでは?とお考えの方もいらっしゃると思いますが
実は、塗装しなければならない瓦もあります。
それがセメント系の瓦屋根です。
セメントにはもともと防水性がなく、水を吸い込んでしまうため、塗膜により防水性を確保しなければなりません。
そして、特に注意しなければならないのがモニエル瓦への塗装です。
特徴に記載したように、モニエル瓦には「スラリー層」という層があるため
劣化したスラリー層があると、上に塗料を重ねたときに、塗膜が剥がれ落ちてしまいます。
ですので、モニエル瓦に塗装する際は念入りに高圧水洗浄を行い、
古くなったスラリー層を完全に除去してから塗装することが必要になってきます。
現代の住宅でよく使われているスレートや金属は上記の他に「カバー工法(重ね葺き)」という
メンテナンス方法があります。
これは、既存屋根の上に新たに屋根材を重ねるという工法で、既存の屋根材の撤去がないため工期が短く、費用も安く済みます。
ですが瓦屋根には凹凸があり、建材自体も重いため、カバー工法は現実的とは言えませんので注意しましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一言に瓦といっても、様々な種類があるということがお分かりいただけたかと思います。
スレート屋根や金属屋根と比べて耐久年数が長く、瓦にしか出せない風合いがあるため
長年重宝されている建材です。
適切なメンテナンスをして、長持ちさせていきましょう。
何かご不明な点などあれば、いつでもお問い合わせください!
ブログ執筆者
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